「物が多くて部屋がごちゃごちゃしている」「どこから片付けたらいいかわからない」——そんなお悩みはありませんか?
60代からの暮らしは、無理なく、心地よく過ごせることが一番。この記事では、シニア世代が無理なく始められる“シンプルライフ”のための片付け・収納のコツを紹介します。
シンプルライフとは?
シンプルライフとは、「本当に必要なものだけを残し、心地よく暮らすこと」です。物を減らすことで、掃除が楽になったり、探し物が減ったりと、日々の生活がスムーズになります。
また、転倒リスクの軽減や、将来の“老前整理”としても注目されています。
まずは「使っていないもの」から手放す
いきなり全てを片付けるのは大変です。まずは「1年以上使っていないもの」「どこにあるか忘れていたもの」から見直してみましょう。
- 賞味期限切れの食品や薬
- 着ていない服・使っていないカバン
- 古い書類・取扱説明書・DMなどの紙類
「今の自分に必要かどうか」を基準にすると判断しやすくなります。
カテゴリー別に分けて整理する
片付けの基本は、「物の住所」を決めること。カテゴリーごとに分けて収納すると、後から探すときにも便利です。
- 薬・衛生用品
- 食器・キッチン用品
- 衣類(季節ごとに)
- 思い出の品(写真・手紙など)
引き出しやボックスにラベルを貼っておくと、さらにわかりやすくなります。
収納用品は「増やす」のではなく「見直す」
新しい収納用品を増やす前に、まずは今あるものを活用しましょう。
たとえば、空き箱を引き出しの仕切りにしたり、紙袋を整理ケース代わりに使ったりと、工夫次第で十分に整理できます。
「捨てられない物」の整理法
思い出のある物は、無理に捨てなくても大丈夫。次のような方法もおすすめです:
- お気に入りだけを「思い出ボックス」に入れて残す
- 写真に残してから手放す
- 誰かに譲る・寄付する
よくある質問(Q&A)
Q. 何から手をつけたらよいか迷って進まないのですが?
A. 小さな場所(引き出し1つ)から始めましょう。まずは「今日1か所だけ」と決めて行動することが大切です。
Q. 家族の物はどうしたらいいですか?
A. 自分の物から整理し始め、家族には「こうしたらスッキリしたよ」と伝えるのが効果的です。押しつけず、ゆっくり共有していきましょう。
まとめ
60代からのシンプルライフは、「片付ける」ことよりも「気持ちよく暮らす」ことが目的です。すべてを一度にやる必要はありません。できるところから少しずつ、暮らしを見直していきましょう。
この記事は、補聴器販売に20年携わってきた「楽々ライフ編集部」が執筆しました。
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